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クサバ工房

ネット通販やAmazonでビジネスする際に気になるあれやこれやそれやを書いてる個人ブログです。

AmazonのFBAで重視したい返品リスク

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AmazonのFBAで重視したい返品リスク

前回、Amazonのベンダーセントラルとセラーセントラルのちがいについてで、メリットとデメリットについて書いたけれど、最大のデメリットについて書きそこねたので、追記したい。
それは返品リスクについて。

返品リスク
ベンダー<<セラー(マケプレ)<<<<<<<FBA
についてである。

通販の人に聞くと、返品リスク(売上の2〜5%)についてはあるのが当たり前で、考えておくのが当たり前だという。
ところが近頃の、セドリとかせどりとか副業とか1ヶ月で粗利50万とかの情報ビジネスとかがすごく流行ってきたとかで、アクセス数の多いAmazonハウツーのページに返品リスクのことがあんまし書かれていない。
(せどりの人は「儲かる」とか「そのやり方」とかを情報価値としてビジネスに変えるやり方が秀逸だからです。リスクの話はあまり最初からしないのが情報商材の鉄則です。

でももっとはやく教えてほしかったです。


■返品リスクその1 FBAはAmazon様の土俵なので返品はほとんど全受領で基本全額返金(返送料も)

セラーセントラルではほとんどの返品リクエストへの処理がシステムを通して行われる。そしてFBAでは全部の返品リクエスト処理がAmazon側で行われる。

これはお客様にとってはとっても安心なシステムなのですが、販売者にとっては「クソ」みたいなシステムで、FBAだと検品から返品受領から返金から何から何まで「Amazon基準」で行われるので販売者には介入の余地がない。

「Amazon基準」とは例によって「合理化(ご都合)システム主義」である。

お客様が「商品不良による返品」で登録→返送料販売者負担→返送品Amazon倉庫にかえってきた→とにかく全額返金→開封の上使用済み、不良あり→販売不可商品だから引取って下さい→自社で引取ってみたら良品だったが使用済みなので中古に

ということがザラに起こる。お客様と直接交渉したり、クレーム対応したりすることは一切許されていない。許されているのはお客様へのメール連絡だけである。

■返品リスクその2 返品で全額返金(返送料も)してもFBA手数料は返ってこない。

返品された商品については、当然、カテゴリー成約料や販売手数料などは返って来る。しかしこれまた当然、配送代行手数料やFBA手数料は返って来ない。 ここが意外に見落とされている(Amazonのセラーセントラルヘルプにも書いてない)。さらに販売不可商品の引き下げにかかる手数料(送料や返送手数料)もまた販売者負担である(ヘルプには都合の悪いことはみんな書いてない)。

■返品リスクその3返品された商品は新品再生できない。

こういった経緯で返品された商品は、ほとんどの場合は開封後、使用済みの商品ばかりなので、ほぼ新品再生できない。中古として払い下げる他ないのです。 忘れてはならないのが、この中古品の在庫リスクと販売コストである。

■返品リスクその4返品対応がマズイと瞬時に評価に反映。

本当の最大リスクはこれで、どんなに丁重に取り扱ってもお客様によっては最低評価や根拠のないクレームレビューをAmazon上にぶちまける。これがテクニカルサポートに許可されないと削除できない。テクニカルサポート、これまた強敵である。まさにラスボス。3回くらい姿を変えて襲いかかってくるのでかなりの経験値とHPがないとすぐにやられるぞ。さらに 最低評価やクレームレビュー、これもけっこうキツい。「どく」みたいにじわじわ売上に響いて来るぞ。みんなガンバレ。いのちだいじに。


以上がAmazon返品リスクの全てである。ちなみにベンダーセントラルは卸しなのでまったくこれらのリスクがない。純粋に不良品だけ。
だからいい商材がある業者さんはさっさとAmazon販売部門とコネ作ってベンダーセントラルに卸し売り目指そう。ガンガンいこうぜ。

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